自分に向かって「大丈夫」と唱えるとき、 それは単なる気休めではありません。 言霊として、からだの奥深くに届いています。

「大丈夫」という言葉の語源は、「大」きく「丈」夫な人── つまり、しっかりと立っている存在を意味します。 この言葉を口にするとき、あなたは自分のなかの揺るぎない部分に 語りかけているのです。 どんなに心が揺れていても、あなたの芯には倒れない柱があります。 「大丈夫」は、その柱に触れるための言葉です。

声に出しても、心のなかで唱えても、 言霊は氣の流れに乗って経絡をめぐります。 胸のあたりが温かくなったり、肩の力がふっと抜けたりするのは、 言葉の波動がからだに届いている証です。 「大丈夫」は、自分の氣を自分で調律する、最も静かな祈りなのです。

下弦の月は、満月から新月へと向かう途中。 光が欠けていく時期だからこそ、不安を感じやすいかもしれません。 けれど、欠けていく月は「手放し」の月。 不要な心配や恐れを手放すために、「大丈夫」と自分に囁いてあげてください。 月が欠けるほどに、心は軽くなっていきます。

今夜、眠りにつく前に、胸に手を当てて三度唱えてみてください。 「大丈夫」「大丈夫」「大丈夫」。 その祈りは、あなた自身のなかにある光を、 そっと灯し直してくれるはずです。