月詠だより
月の満ち欠け、魂、縁、夢、言霊。
陰陽にまつわる短い記録を綴ります。
月の満ち欠け、魂、縁、夢、言霊。
陰陽にまつわる短い記録を綴ります。
満月の夜は、溜め込んだものを手放すのに適した時間です。 怒りも、悲しみも、執着も。 月の光に照らされると、握りしめていたものの輪郭が見えてきます。 見えたら、静かに手を開く。それだけで、氣は流れはじめます。
新月──「朔」は、月が姿を隠す夜。 何も見えないからこそ、内側に目を向けることができます。 この闇の中で静かに願いを置くと、 月が満ちていくにつれて、その種は芽を出しはじめます。 焦らず、月に委ねてください。
上弦の月は、満ちていく途中の半月。 この時期に発した言葉は、月の満ちる力に乗って遠くへ届きます。 大切な人に伝えたいことがあるなら、 今夜、心の中で静かに唱えてみてください。 言霊は、あなたが思う以上に力を持っています。
夢のなかで水が現れたとき、それは感情の深層を映しています。 澄んだ水は心が整っている兆し。 濁った水や荒れた海は、まだ名前のつかない感情が渦を巻いている状態。 怖がらなくて大丈夫です。夢は、あなた自身が自分に送っている手紙のようなものです。
縁が切れたと感じるとき、それは本当に消えたのではなく、 形を変えて沈んだだけかもしれません。 必要な縁は、必要なときに、必ず浮かび上がります。 今はただ、自分の氣を整えることに集中してください。 あなたが整えば、縁もまた自然と動き出します。
自分に向かって「大丈夫」と唱えるとき、 それは言霊として、からだの奥深くに届いています。 声に出さなくても構いません。 心の中で、静かに、何度でも。 その言霊が、あなたの氣脈をやさしく調律してくれます。